1958-02-14 第28回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
○染谷参考人 一般に自然感染を起した場合の人間について、シック反応を調べまして、自然感染を起しておりますから自然シック反応は陰性でございますが、こういうものと、それから自然感染を起しておらない場合とで比較いたしますと、自然感染を起しておるシック反応陰性者は、特に高年令の場合にはジフテリアに対する副作用は強いようでございます。しかし、母親からもらっている今のような生後三、四、五、六カ月というようなところの
○染谷参考人 一般に自然感染を起した場合の人間について、シック反応を調べまして、自然感染を起しておりますから自然シック反応は陰性でございますが、こういうものと、それから自然感染を起しておらない場合とで比較いたしますと、自然感染を起しておるシック反応陰性者は、特に高年令の場合にはジフテリアに対する副作用は強いようでございます。しかし、母親からもらっている今のような生後三、四、五、六カ月というようなところの
○染谷参考人 ただいま八田先生からお話がありましたが、母親の免疫を持って生れておるような子供に予防接種をした場合にはなるほど免疫のでき方は弱いのでございます。しかし、厚生省の実態調査の成績でも明らかでありますように、生後満三カ月以降になりますと免疫のないものが非常にたくさんおるわけでございます。母親の免疫が少しは移行されているだろうと思いますが、その程度が非常に低いものですから、三カ月たちますと下っておるだろうと
○染谷参考人 ジフテリアの予防注射が六カ月ないし十二カ月でありますのは、母親の免疫を子供が持って生まれるわけでございますが、それが大体六カ月くらいまでは続くという考え方から、現在は六カ月以降に一回予防注射をやっている。それからまた母親の免疫を持っております——これは受け身にもらっているわけでございますが、そういう免疫をもらっているときに予防注射をいたしますと免疫のでき方が弱いということ、それから三カ
○証人(染谷四郎君) 先ほど児玉証人からデユボーその他の実験報告をされております。先ほど河盛証人も申されましたように、我々もその文献を読んでおりますが、例えばデユボーの実験を見ましても、このBCGが有毒菌に変化するというようなさような記載はないようであります。即ち今のようなああいう弱毒の結核菌でありますところのBCGが有毒菌に変つてしまつたというような、さようなことは記載がないようであります。又いろいろな
○証人(染谷四郎君) 栄養の低下した人間にBCGをさしたらどうかということでございますが、我々は栄養失調になつたようなそういう人間にBCGをさした経験がありませんので、人間のことはわかりません。併し我々が今まで相当長い期間小学校の児童であるとか或いは乳児、或いは大人というようなものにさしております。併しながらまあそのくらいのところにあります人々の栄養状態でありますれば、それがために特殊の変化が非常に
○証人(染谷四郎君) それでは御質問の各項について意見を申上げます。 先ず第一にBCGの効果についてでございますが、このBCGワクチンの効果があるということにつきましては、我が国におきましても多数の研究者により、或いは又米国、スカンジナビア諸国におきましても、十分吟味された方法によりまして詳細な研究が行われております。それぞれBCGの効果のあることが報告されておりますので、このBCGの効果のあるということにつきましては